ようやく「gotcha!」を言語化できる

仕事に少しずつやりがいを感じるようになり、趣味に費やす時間が少なくなり、趣味がキャンプになり、流行りの音楽についていけなくなり、女性キャラの趣味も大人の女性が良くなってきたりとはっきり加齢を感じる今日この頃。皆さん如何お過ごしでしょうか。

芳澤より杏より川上先生が一番好きになってしまった。加齢を感じるにゃん。

 

2年前、ポケモン界隈に衝撃が走った。

BUMP OF CHICKENとコラボしたPVが発表された。

ほんとうに衝撃だった。良い。とにかく良い。”良”の玉手箱。

何度も何度もPVを見返し、スロー再生し、友人と考察し、そこかしこにぎゅうぎゅうに詰め込まれたあまりの愛に涙した。

しかしながら、その良さを語らずに二年間沈黙し続けたのには訳がある。下手に触れると自分の中にある感動が陳腐なものになってしまいそうで怖かったのである。

だからこそ、人生史上最も好きな音楽としてアカシアをあげつつも無視してきた。

 

いつか、いつか思考をまとめたいと考えつつも今日に至る。

ねーちゃん、明日って今さ!

 

以降ガチで好きすぎるのでいつもの茶化した文面じゃなく、痛いキモさが出てきます。

でも自己満足で書いている文章なので知りません。

 

 

 

デビューしたての弱小バンドのライブに行っては「良かったら物販寄ってってね」という煽りに対し、「俺の買ったグッズでバンドマンたちは打ち上げに行けるんだ」なんて妙な満足感に満たされていたあの頃。そこにあったのはただの物欲以外にも「バンドのためにグッズやCDを買ってあげている」というお布施的な考えがあった。食わせてやっている優越感があったのではなかろうか。それが間違っていたとは決して思わない。どのような形であれ、それでバンドマンにお金が入るならばそれが正義であり、そういう形の愛があってもいいと思う。が、

 

 

思えば俺とポケモンは常に対等だった。グッズを買うとき、ゲームをプレイしているとき、そこには「〇〇してあげる」という思考の余地は一切なかった。ただ、好きだから。それだけだ。それはポケモンから俺に対してもそうで、お願いをされたことなど一回もない。ただ、そこにあっただけ。そしてそれを俺が手に取っただけ。常に俺に100%の決定権があり、その決定権を100%自分の意志で行使してきた。それはどこまでも対等な関係ではないだろうか。

 

PV「gotcha!」は、そんな子どもの頃からただ当たり前にあった、ポケモンというコンテンツから俺たちに向けた、ラブレターだ。

好きでいてくれてありがとう。なんて下手に出た感謝はない。だって俺たちとポケモンは対等なんだから。だからこそ、お願いじゃなく、いつまでも好きでいてもらいたい。いつまでも俺たちと歩き続けたい。という意思表明。お返事は期待していない、片道通行のラブレター。それがどうしようもなく俺たちの胸を打つ。幾度となく見ても聴いても涙腺が緩む。カラオケでアカシア歌ってると泣きそうになるの俺だけじゃないよな?

 

ありがとうポケモン。俺も、いつまでもポケモンが好きでいたいと思うよ。しかしそんな思いを直接伝える手段はない。故に、俺は何度でも「gotcha!」を再生する。伝える術がないなら、伝わってくるものを何度でも。

例えるならば、昔々の、気になるあの子や恋人から送られてきたEメールを保護してあったのを見つけたときのような。

例え話にしちゃあキモイな。無しで。

 

また前述の対等な関係は俺とBUMPにも当てはまる。藤君から「聴いてください」なんて言葉を聞いた覚えはない。もし言ってたとしても、俺が、俺だけの意思で聴いていただけだ。消費者と生産者のどこまでも正しい関係だ。

そんなBUMPだからこそ、「gotcha!」に込められた愛に、アカシアの歌詞に説得力が生まれる。

雨に濡れても一緒に騒いで

君と僕と世界の声で唄を唄って

互いに互いを見つけ合うのだ。

互いに違った凄いところがあり

怖さを誤魔化しながらも共に歩き

どこまでも一緒に行けると信じ合うのだ。

それってすごく対等だ。

 

実際のところ、「gotcha!」が、アカシアが世に出ていなくても俺は生涯BUMPを好きでい続けただろうし、好き好んでポケモンの服を着て出勤し、ポケモン先生などと名誉か不名誉か分からん呼ばれ方をしていたことだろう。

そう、俺の心の内には、出そうとすら思わずしまいこんでいたポケモン・BUMPに向けたラブレターがずっとあったのだ。そんな中、突然相手からラブレターが届いたのだ。それも同時に2通。「俺たち対等だぜ」「ずっと隣にいたいと思ってる」そんなメッセージが届いたもんだから、俺たち通じ合ってる!ってなもんだから、なんてお返事書こうか迷いに迷っている間に2年経過してました。

ありがとうポケモン。ありがとうBUMP。これからポケモンが俺たちの知っているポケモンから遠ざかっていこうと、処理落ちでろくなプレイができなかろうと、初手一匹目が地面に埋まろうと。藤君が結婚しようと、ぶりっ子おじさんが不倫してきっしょいlineしてようと。俺だって死ぬまで好きでい続けたいよ。だって、もう離せない手を繋いだんだ。

 

自分が「gotcha!」の最も好きなのはスクリーンから歴代御三家がこちらに向かって笑顔を向けるシーン。この場面をちょちょいと加工してスマホのホーム画面にしているのだが、仕事の山場で目に映ると「いつも君を見ているよ」「ずっと応援しているよ」と伝わってくるようで、勇気と元気が湧いてくる。

またそんなメッセージを伝えたくて、去年は進級する子たちに向けて黒板に絵を描いた。

不器用なりに頑張ったと思う。

 

かなり長文になってしまったが書いてる間はあっという間だったな。これくらい楽に仕事の書類も書かせてほしい。

次は何年後になるか分かりませんが、それでは。

クイズを出します。

Q1、あなたは音楽が好きですか?

・はい→Q2へ

・いいえ→https://www.xvideos.com

 

Q2、あなたはロックが好きですか?

・はい→Q3へ

・いいえ→https://m.youtube.com/watch?v=7940nuwCEYA

 

Q3、あなたは友だちが多いですか?

・はい→https://m.youtube.com/watch?v=C-o8pTi6vd8

・いいえ→あなたはかわいそうな人です。

・友だちが少ないっていうか一人でも別に困らないって感じなんで→おめでとう!この記事は君にピッタリだ!続きを読んでくれ!

 

選民は終わった。今ここには隠キャ100%の空間が出来上がった。一人ぼっちで下校してTSUTAYAにCDをレンタルしにいってたお前。イヤホンが友だちだったお前。そんなお前らのために、今俺が1番推してちるバンドを紹介します。ハンブレッダーズ!アー写ドン!

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大変信頼感のあるアー写。「俺たち側」の顔×4。教室の隅で固まってなんかよく分かんない話してる奴らの顔。右から2人目、vo/Gtのムツムロなんか3日間寝てない顔してる。ちゃんと栄養とって欲しい。

(余談だが今はGt吉野エクスプロージョンがサポートに降格している。)

 

お前らオタクのことだから、曲聴いて「この曲、俺のだな…」って思ったことあるでしょ?もっと端的に言えば自分のキャラソンあるでしょ?俺はあるよ。

YouTube

 

そんなキャラソン持ちのお前らにぶっ刺さるこの曲、DAY DREAM BEAT、聴け。

YouTube

ド正統な音楽。変に奇を衒ったことはしてない。悪く言えば普通。ただ彼らの視点は普通ではない。

力のある歌詞を活かすための正統派音楽。むしろ正統派だからこそここまで俺たち隠キャの胸を打つ。

 

みんなは青春が好きですか?みんながみんな理想の青春を過ごせたわけではないだろう。忘れたいものとしてある人もいるだろう。俺だってやり直せるものならやり直したい、不細工な青春を過ごした。

それでも俺は青春が好きだ。

というより青春を振り返るのが好きだ。

気の合う仲間と酒を飲みながらする昔話や、ふとしたことで思い出す、思い出したくなかったことや、今ならもっと上手くやるのにというどうしようもない後悔や、そういったことを全部含めて好きだ。好きでありたい。

 

ハンブレッダーズはそういった、輝かしい青春を"送りたかった"俺たちの青春を美しい言葉選びで切り取って肯定してくれる。

学校生活や恋愛を歌うバンドなんて履いて捨てる程いる。ただ、スクールカーストのド底辺から青春を歌うバンドは、ハンブレッダーズ以外に俺は知らない。

やはり、彼らも俺たち同様モテなかったのだ。

この曲は経験者しか分からない、本当の「後悔」と「過去の自己肯定」の曲である。

 

ある信用の置けるオタクにこの曲を聴かせたら「きっとこの曲が"自分の曲"にもなっていくんだろうね。」とのコメントを頂いた。

俺も、誰かの心にハンブレッダーズの居場所ができたらいいなと思う。俺がそうなったように。

 

YouTube

 

 

余談ではあるがVo/Gtのムツムロはバンド界隈1ツイッターが面白い。

飯をどこで食っただとか、服がどうだとか興味がない。そんなもん音楽とは何も関係がない。どうせ飯とかスタジオの写真は女と会う時のカモフラだしな。

ムツムロのネタツイは俺たちの側であることの証明にもなる。永遠にツイートし続けてほしい。

 

以上、例え俺を信用できなくてもハンブレッダーズがお前らの味方だということは信じてください。

 

ムツムロ アキラ on Twitter: "喫茶店に入ったらキッチンの声がけっこう聞こえるタイプの店で、若い男の声で「○○先輩、日曜とか予定あいてませんか?」って問いの後に女先輩も「え〜どうしよっかな〜」みたいに濁してて、店内BGMのJAZZも相まって超ロマンチックな店内で、俺はYouTubeで巨大魚を捕獲する動画を見ている"

 

ムツムロ アキラ on Twitter: "昨日うき君とスタジオ入っててうき君のギターの弦が切れてスタジオのやつ借りたら超音悪くて「部室に放置されたギターの音するね」ってみんなで笑ってるときに「ホルモン弾ける?」って無茶ぶりしたらすぐさま絶望ビリーのリフ弾いてくれたあの1秒、完全にスタジオが部室になってて全員で爆笑した"

 

ムツムロ アキラ on Twitter: "日曜日も仕事だったの? 偉いね よく頑張ったね ゆっくり休んでね 明日からまた仕事なの? 毎週偉いね 頑張ろうね 少し早めに眠ってね 君は今日5回もツイートしたの? 君は偉くないね 地獄に落ちるね"

ノイズと、熱と、情景と、pk shampoo

女はな、音楽聴くのに向いてねえよ。(暴論)

 

やれ演出がどうこう、やれ顔やら服やらツイッターやらインスタやら、もう聞き飽きたし興味ねえんじゃこっちはよ。曲と歌詞とライブパフォーマンスの話だけしろ、分かったか。彼女の誕生日よりライブ優先してごめん。許してください。ほんとごめん。

 

でもライブハウスにいる女の数とバンドの質は反比例するっていうのが俺の持論です。そういうしょーもないことを求める女が多いせいで、そういうしょーもないことをバンドが気にし始めて、しょーもないバンドになっていくんです。なあ、スミなんとかよお。セックスしたことないですみたいな顔しやがって。ズルいぞ。

 

着地点が分からんくなってきたので本題に入ります。男と、耳が子宮になってない女と、ザリアみてえな女に是非知ってほしいバンドがいます。pk shampooといいます。

 

 

https://m.youtube.com/watch?v=YtlIShICcyk

 

このpk shampoo、やることなすことすごいんだよな。実はこんなコードでノイズ混じりの爆音バラードで詩的でって音楽(たぶん)今までなかった。無から有を生み出している。

というのもだいたいの曲ってルーツがあって。ラーメンで例えると、元のラーメン(ルーツ)があった上でトッピング(メロディ)とかスープ(世界観)とか麺の硬さ(テンポ)とかそういったものをアレンジしていってオリジナルとして提供されてるんだよな。

例えばポルカだったら椎名林檎だし、amazarashiだったらブルーハーツだし、みたいなルーツがだいたいある。ところがpk shampoo、どっから材料仕入れてんのか、その材料がなんなのか、どんな製法なのか全く分からんし予想もつかん。出てくるのはラーメンじゃないし。でも出てきたそれは超美味いっていうめちゃくちゃしやがる。誰も何も解説してくれない食戟のソーマ

 

どの曲のどの部分を切り取っても美しい。だけど俺が特筆したいのは歌詞だ。

 

思えばゆらゆらゆらゆら僕の心風に吹かれてたり、踊ってない夜を知らなかったり、最高のシックスセンスでダンスダンスダンスしてたりした時代。

あの頃から時間も随分経ち、邦楽ロックもダンスロックからシティポップから残響系やらニコニコ系と流行り廃れ、今はロックサウンドにエモい歌詞を乗せた音楽が流行っているように思う。こんな時代が来るとは思わなかった。こんな時代が来たというのになぜグッドモーニングアメリカは死ななくてはならなかった?みんながたなしんしか見てなかったからか?当時1、2、3、ファイアーしてた奴らはtetoが理解できてるのか?色んな疑問が降って沸きファイアーしていくが、今この時代ならpk shampooはこれから間違いなくハネる。例えこの時代が終わろうとお前らのような耳聡い連中はpk shampooを忘れない。きっと、pk shampooが時代を変える。

 

https://m.youtube.com/watch?v=wOffFSobGkc

メロディが鳴呼で落ちるのが最高。

 

死んでしまったほうがマシなくらい

冷たい夜もあるけど 空のオルゴールがまた 次の朝をまわすよ

 

 

https://m.youtube.com/watch?v=VgfvDWqSrZs

もう暇さえあればこの神崎川っていう曲を聴いてるし口ずさんでる。

きらきらぼしが流れるイントロ、そしてアウトロにもきらきらぼし。哀愁が漂ってる。

 

お前らのいう"エモ"なんて全部偽物。カス、ゴミ、パパカツ、通知表全部1。これが本物の"エモ"だ、覚えとけ。

君をさらおうと手を繋いだ あの神崎川、今も覚えてる 「星がみえるよ」「星がみえるね」 天の川の声がした

 

あの夜は定規をあてて測るにはちょっと変な形してたけど

 

 カラオケで聴いた愛の歌、排気ガスでなぞる夏 死にかけのパンクロックを 鳴らすたびに思い出す文化包丁の白さ 覚えてる、覚えてる あの神崎川の風

 

もうヤマトパンクスは詩人になれ。俺が2億冊詩集買うから。誰かのために歌われた歌ではないけれど、ただただ美しい。情景が溢れてくる。いとおかし。

歌詞についての良さは語り尽くせないほどあるが各々が感じ取ってくれればそれでいいと思ってます。各々で感じ取ってください。

 

本当にオススメをしようとすると全部の曲のurl貼らなくちゃいけなくなるのでここで止めます。終わり!

 

僕が星になれたらなぁ

僕は洋楽を聴かない(電撃文庫)

TENDOUJIが好き。

https://m.youtube.com/watch?v=y_RslhMj4Ig

kidori kidoriが好き。

https://m.youtube.com/watch?v=DbBEATI2qLA

the band apartが好き。

https://m.youtube.com/watch?v=A2sZ4NcownU

 

アレモンに言われたんすよ。「君って英語歌詞の曲は聴くけど洋楽は聴かないよね。」

ハハハ、失笑。なあこれ見てるお前。言ってやれ言ってやれ。お前は頭までアレモンなんか?ってな。ハッ。

 

……なんでだろう…。

 

そも洋楽とは?

オタクなのでそもそも洋楽って何?って考えたんだけど、対義語である邦楽は国内産の曲でしょ?じゃあ国外産の音楽が洋楽だ!良かった。俺は洋楽聴くぞ。

 

透明雑誌とか(台湾)

https://m.youtube.com/watch?v=RmhpwiF2540

ヒョゴとか(韓国)

https://m.youtube.com/watch?v=ECMc1SB60E0

 

洋楽感ねえな。洋楽聴きません。

 

 

言い訳ZONE突入!

だって一般によく言う洋楽ってワンダイレクションとかでしょ?ポップスじゃん!俺は邦楽であれ洋楽であれポップス聴かないし!バンド編成の曲が好きだし!そもそも海外アーティストなんかテレビぐらいでしか情報入ってこねーじゃん!俺はバンドが聴きたいの!tne who?エアロスミス?有名どこは一応抑えてるよ!当たり前よ!でもなんか常飲できないっつーか、肌に合わないっつーか…

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そもそも透明雑誌とかヒョゴと巡り合ったのも奇跡みたいなもんだしな。国外バンドは知ろうとする努力をしないと絶対出会えないし、努力したところで好みじゃなくて無駄に終わることが多い。

でもやっぱり音楽オタクとしては洋楽バンド探す努力をしとくべきかと思うので、その内紹介する記事を書こうと思います。よろしく。

同じアホでも踊るかどうかぐらいテメエで決めろよアホ。

今どきバンド音楽だとかロックなんかに関わってる人間なんてのは須らくアホ。俺も、お前も、尾崎世界観も。

 

カの者について愚痴をこぼします。いつもブログ公開する時は「いや別に読んでほしいわけじゃないし?ほんとだし?」みたいなスタンスだけど今回はマジで読まなくていい。人の悪口が好きなやつだけ残れ。

 

最近、カの者の音楽チョイスが変わってきた。こないだなんてペリカンファンクラブ流してきて俺は嬉しいというかビックリした。なぜなら奴は基本的にミーハー&顔ファンという、俺の大嫌いなタイプの音楽趣味をしている人間だからだ。その奴がペリカンファンクラブ、telepath telepath

https://www.youtube.com/watch?v=vGJoAJeBq3o

 

FEのリフが竜騎士ジョブチェンジするぐらいの違和感。

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種明かしをすると

バズリズムでランキング載ってたやつ入れてみとんさ〜」

 

バズリズムでランキング載ってたやつ入れてみとんさ〜」

 

 

 

 

 

 

 

バズリズムでランキング載ってたやつ入れてみとんさ〜」

 

音楽性の違いで解散しそうです。

 

 

てめえで食うエサくらいてめえで探せ

 

J-POPに受け入れられなかった俺たちはロックに居場所を見つけた。

そんな流行りもんが聴けず、陽の光を浴びれず、人権を落っことしてきたような俺たちが、メディアに踊らされるなんてただの馬鹿じゃねえか。

 

そもそもバズリズムなんていうもんを有難がっていいのは大学生までだぞ。少なくとも結婚適齢期の女が盲信していいもんじゃあない。お前何年社会人やってんだ?耳の子宮に宿ってるのは忌子か?

 

確かにバンド、腐るほどいるからどれから手に取ったらいいのか分からない問題はある。

テレビ番組やらロキノンやらで情報を仕入れるのもいいだろう。でも本当にそれでいいのか?と俺は思う。

結局のところ音楽は商売。大人たちはバンドを金になるかならないかで判断をする。良いか悪いかではなく、金になると判断されたものだけがメディアのプッシュを受ける。商売の形としては正しいんだろうけど、聴く側としてそれを真に受けちゃいかんだろ。そんなもん餌を待ってる雛と同じだぜ。

 

俺は自分で探して、自分で選んで、これだ!っていう宝物を見つけたようなあの感覚こそが音楽聴く上で最高の瞬間だと思うし、その感覚にこそ好き好んでアホになるだけの価値があるんだと思うよ。

 

バズだとか金だとか売れ線とか全部関係ねえ。反骨精神こそがロックだ。ロックを聴け。

https://www.youtube.com/watch?v=bmQgkSowk_M

要は心の子宮が疼くかどうか。

今の音楽界、終わってんなとつくづく思う。

俺は顔ファンがどうも嫌いだ。俺は、というか多くの"音楽"が好きな人たちもそうではないだろうか。

バンドマンはバンドマンなんだから、バンドマンとして評価されるべきである。例えばアイドルは求められる理想像を演じることに商品価値がある。つまりアイドルのスキャンダルや結婚は求める人たちの理想像から大きく逸脱する行為であるため、バッシングを受けたり商品価値が失われ挙句干されるなんてことも仕方ない話だ。

ではバンドマンの商品価値とは?考えるまでもなく音楽やライブパフォーマンスだ。

しかしながら、バンドマンの商品価値というものがおかしくなってきている。

分かりやすい例で言えばback numberの結婚報道や、KANA-BOON飯田の不倫スキャンダルで騒いでいた女たち。または俗に"顔ファン"と呼ばれるファン。

もちろん飯田の不倫は人間として許されることではないが、この報道がキッカケでファンを辞めたりKANA-BOONを聴かなくなったりっていうのはおかしくないか?

そもそもバンドマンは浮気する生き物であって人間ではないはず。浮気するバンドマンが許せないのであれば演歌か初音ミクを聴くしかない。初音ミクはオタクを裏切らない。

 

特に最近はバンドマンにアイドル性を求めるファンが本当に多いと感じる。もちろんバンドマン自体に魅力があるのは分かるが、それはあくまで付加価値であって本質は音楽。

 

またそういうアホなファンが増えてきたせいでマーケットもアイドル的に売り出そうとするバンドが多くなってきている。

その馬鹿らしい流れが俺の逆鱗に触れた。

以上680文字の前書き終わり。

 

official髭男dismというバンドがいる。

俺はこのバンドがもう好きで好きで、フリーライブに観客が2〜3人ほどしかいなかった時期からのファンである。サインもあるし記念写真も撮ってもらった。

official髭男dism、正直なところ歌詞が拙い部分がある。ライブパフォーマンスでスベる。vo.聡のMCがスベる。でもそんなところを含めて許容できるくらいポップで気持ちいい音楽性が大好きだ。

 

メジャーデビューが決まった。大いに喜んだのも束の間、所属レーベルを見て嫌な予感がした。ラストラム・ミュージックエンターテイメント。あのセカオワを輩出したレーベルだ。

 

嫌な予感は的中した。タイアップが次々決まる。可愛くなっていく服装。妙な世界観のMV。増える馬鹿。それを何とも言えぬ心持ちで俺は見ていた。

MV観ても曲聴いても、どことなく金の臭いがして素直に楽しめなくなっている自分がいた。

 

先日、フレデリックと髭男のツーマンが当たったので一抹の不安を抱えつつライブに向かった。

ま〜〜〜「夕焼け空にポエムが浮かんでる待受画面にしてたことありそうな」女の多いこと多いこと。もう髭男は俺みたいなのが聴いてていい音楽じゃなくなってたんだな………

 

演奏が始まる。

 

ああああああ〜〜〜〜〜ウオォオオオオーーーーツゥッッッ!!!!!!!❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️好きしゅきしゅき〜〜〜〜!!!❤️❤️❤️みんなかわ!み〜んなかわかわきゅんきゅんきゅい❤️❤️❤️❤️❤️❤️聡の滑っちゃうMC可愛いね❤️❤️❤️ちゃんまつはいつもかっこいいし、大ちゃんのおぼうし!みきゃ〜〜〜かんかわかわ〜〜〜❤️❤️❤️❤️ならちゃんは楽しそうに楽器弾いてて好き……ウキィ!!!❤️❤️❤️❤️ならちゃんが一番可愛いよ❤️❤️ほんとに童貞なの??❤️❤️❤️❤️可愛いね❤️❤️❤️❤️親戚のお兄さんになって❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️

 

ガタガタぬかしてんじゃねえ。心の子宮が疼けばグッドミュージックじゃ。

 

NO MUSIC

 NO LIFE

〜要は心の子宮が疼くかどうか〜

〝要約〟女についてるのは耳じゃなくて子宮

催眠系のえっちなやつで「今からお前の乳首はクリトリックリスになる…」ってやつ。あれ。

 

フェミニストが見たら泡吹いて倒れそうな冒頭で申し訳ない。どうか通報しないでください。

 

メリーロック3日目に行ってきたんです。俺はもう色んなものに腹が立って文句の一つでも言いたかったんだけど、同行者に嫌われたくないので見えないとこでヘイトスピーチかまします。前々から思ってることではあるんだけど、女、耳ついて無くね?おい聞いてるか女ァ!!!聞いてねえなあ!!耳、子宮だもんなぁ!!!

 

SHE'Sはロックじゃねえ。

SHE'S - 歓びの陽 - YouTube

一般的にロックがどういう定義なのかは分からんが、俺の中にとってのロックは弱者のためにあるものだ。学校や社会における、所謂イケてないやつが本気でやるからこそ、ロックだろうと信じてきた。だからこそ、イケてないやつらが始めたBUMPが好きだし、最近だとハンブレッダーズというバンドなんか最高。

ハンブレッダーズ「DAY DREAM BEAT」Music Video - YouTube

それがどうだ。SHE'S。この音楽が誰の支えになるのか。俺はこの音楽をロックと認めることはできない。顔のいいフロントマンがゆる系オシャレ音楽をしているという構図。俺にはお金の匂いがキツすぎて受け付けません。商売としては正しい路線なのかもしれないが、商品として消費される音楽にどれだけの価値があるのだろう。

良い曲って、歳喰っても聴ける曲と同義だと思うんです。曲には写真と同じように、思い出に寄り添う性質がある。10年後、20年後にその曲を聴いて、昔を思い出すことができるか、というのが良い曲かどうかの判断基準になると思います。例えば10年後もヤバいTシャツ屋さんを聴けるかどうかって話。俺なんか山崎まさよし聴いて元カノに振られた時のこと思い出して未だに辛くなるし、BUMPのサザンクロス聴いて、元カノがこの曲好きだったな…とか未だに思い出す。

山崎まさよし / One more time,One more chance - YouTube

SHE'Sをあなたは10年後も聴けますか?井上竜馬が岡崎体育になってもSHE'Sを聴けますか?聴けるという人は耳が子宮になってしまっています。耳鼻科か産婦人科か知らんが病院に行け。「ブサイクオタクがイケメンに嫉妬してるだけでしょ」という意見もあるかと思います。それもまた真実。

 

ヤングオオハラはキレてもいい

orb garden(1番小さいステージ)でヤングオオハラという沖縄出身のバンドが出演してた。

ヤングオオハラ / HERO 【MV】 - YouTube

沖縄のバンドはだいたいメロコアなので小難しいこと考えずに済むから脳に優しい。フォーリミやWANIMAの活躍でメロコアの境界線が緩くなってきている今、ヤングオオハラはこれから売れていくのではないかと予想しております。今回見に行ったステージでもバチバチにかっこよくって満足でした。一点を除いては。

女ァ!演奏中に携帯見てんじゃねえぞオラァン!叩き割んぞ!!!

もう何が悲しいって、前列に居座る地蔵共よ。おそらく次に演るLAMP IN TERREN待機共よ。俺たちは金払ってライブに来てる訳だけど、お客さんじゃねえのよ。バンドマンのパフォーマンスは俺たちのノリにかかってるわけよ。それをお前…前列のやつらがみーんな携帯触ってたらバンドマンも良い気しねえよ…。もう見てらんなくって「俺にはちゃんと伝わってるぞ!」って気持ちで周りほぼ手を挙げてない状況の中、独りで手を振ってましたわ。周りにも数人、そんな漢がいたのが救いだった。ヤングオオハラにも、せめて俺たちには届いたんだと伝わっていてほしい。

そのくせ後でツイッター検索してみたら「ヤングオオハラ良かった〜」ってツイートめちゃめちめゃ出てくんの。もう俺には「あんまり売れてないバンドを応援する私〜〜〜〜〜!!!」っていうポーズを取ってるようにしか見えねえ。ほんと気味が悪い。

 

オーラルってなんで売れてんの?

THE ORAL CIGARETTES 「エイミー」 Music Video - YouTube

売れているバンドには何かしら売れるに至る理由がある。顔が良いフロントマンがそれっぽいゆる系オシャレ音楽をやっているだとか、歌詞が世相にマッチしているだとか、バンドメンバーが醜悪な顔面をしているだとか。

ここで言っておかなければならないのが、売れた理由≠バンドの強みではないことだ。いくらバチバチにかっこいい音楽をやっていたとしても、売れないバンドは山ほどある。要するに、大衆の目につく着火剤が、ここでの売れる理由である。そこで、だ。

オーラルってなんで売れてんの?

俺自身、オーラルは別に好きでも嫌いでもない。3daysメリーロックのトリだったんだけど、聴きながらずっと考えてたんだけどマジで分からん。オーラル好きな友人に聞いてみても、分かんないって言ってたし、ヤマタクの顔がかっこいいからとかふざけたこと抜かしやがった。

売れる理由も無ければ売れない理由もないっていう結論に至ったんだけど、あの癖のある歌い方やラルクに影響受けてるであろうVっぽい曲はむしろ一般受けしにくいはずだ。

おそらく、V系を知らない若い世代がオーラルを聞いた結果、新しい邦ロックだと思い込んで広まっていったというのが売れ始めなんじゃないだろうか。一度売れた音楽は、話題だけで拡散する。そういった流れがあるように思う。知らんけど。

でも結局オーラルの強みみたいなのは見つけられませんでした。確かなことは、腕組みしながらオーラルについて考察している俺を見て、楽しそうに跳ねてる同行者が「全然乗ってないじゃ〜ん(笑)」と言いながらこちらをガン見してきていたのが非常に不愉快だったことだけ。好きでもねえ音楽に乗れるかよ。ほっとけ。

もしオーラルに自信ニキいたら連絡ください。俺に納得をくれ。

 

結局メリーロック行って思ったことは、多くの人間は音楽を聴いていないということ。

ステージに赴く理由は「売れているから」「ノレるから」「バンドマンの顔がかっこいいから」だ。音楽を聴いて、音楽を評価している人間なんてのは本当に一握りしかいない。だからSHE'Sも売れるしヤバTも売れる。SHE'SはともかくヤバTは音楽じゃねえ。カテゴリとしては昔エンタ芸人がCD出してたそれに近い。なのに売れる。

そりゃあロックも廃れるわ。なんか、ただただ悲しい。誰でもいい、誰か俺のこの悲しさに共感してくれないか。

もう俺の居場所は、しみったれたライブハウスにしかないのかもしれないな。

テリトリアル - CRYAMY - YouTube