その道の人にしか分からない話

馬鹿には分からんみたいなタイトルにしようと思ったんですけど前回記事と被るし言葉が強すぎるのでオブラートに包みました、偉い!

 

例え知識があろうと無かろうと何かに触れて良いと感じるものは各人あるはずだけど、知識があるとどんなところが良くて悪くてってところが分かるようになるからお得ですよって話がしたいんです。

 

俺は人並み以上に音楽を聴いてきたので結構"分かってる人"である自信があります。あ、ちなみにこの下オタク語りなので別に読まなくていいです。

the bandapartっていう最高のバンドの最高のライブで「お祭りの日」って曲を聴いた時にすごく思ったことなんだけど、曲の途中でコッコッていう木製音がリズムに入ってくるんですよ。

"分かってる人"ではあるけど"詳しい人"ではないので馬鹿みたいな表現になってしまうのは許してください。このコッコッ、最初は窓から雨の滴る音を表現してるんだけど曲が進むにつれて足音に変わり屋台から滴る雫の音に変わりってどんどん同じ音なのに意味するものが移ろっていくのがすげぇ面白いんです、ぜひ意識しながら聞いてみてください。ちなみに僕がそう思ってるだけなので確定した情報じゃあないからね。

 

こういうちょっとしたことが分かるようになると音楽でも、文学でも、ファッションでも、ゲームでも格段に面白さが違ってくると思うんですよね。

 

そして、ただ人より知ってるよりも人より分かってるほうが格段にマウントが取れるし気持ちいいんだ。

俺は誰しも人より優位に立とうとする、マウンティング思想を持っていると思ってて。そのマウンティング思想を満たすために新しい音楽をディグって、インスタ映えに狂って、SNSで楽しそうなアピールをして、ってしてないですか?

俺は、してます。(アヘ顔)

でもそんな所謂物量によるマウントなんてものは相対的なもんだから確実に自分より上の人間は存在するし、そんなもんでマウント取ってもしょーもなくないすか?

で、だ。知識がついてくると何が嬉しいか。脳内でマウントが取れるんですね。

脳内なら自分を脅かす敵はいないし、例え上位種がいたとしても人前で「コッコッ」の話をしだすやつなんてそもそもが異常だから問題ない。ごめんなライブ一緒に行った高澤君、俺は異常者らしいから大目に見てくれ。

 

というわけでマウント取りたがるオタク共は造詣を深めることで自分を救ってみてはいかがでしょうか。