〝要約〟女についてるのは耳じゃなくて子宮

催眠系のえっちなやつで「今からお前の乳首はクリトリックリスになる…」ってやつ。あれ。

 

フェミニストが見たら泡吹いて倒れそうな冒頭で申し訳ない。どうか通報しないでください。

 

メリーロック3日目に行ってきたんです。俺はもう色んなものに腹が立って文句の一つでも言いたかったんだけど、同行者に嫌われたくないので見えないとこでヘイトスピーチかまします。前々から思ってることではあるんだけど、女、耳ついて無くね?おい聞いてるか女ァ!!!聞いてねえなあ!!耳、子宮だもんなぁ!!!

 

SHE'Sはロックじゃねえ。

SHE'S - 歓びの陽 - YouTube

一般的にロックがどういう定義なのかは分からんが、俺の中にとってのロックは弱者のためにあるものだ。学校や社会における、所謂イケてないやつが本気でやるからこそ、ロックだろうと信じてきた。だからこそ、イケてないやつらが始めたBUMPが好きだし、最近だとハンブレッダーズというバンドなんか最高。

ハンブレッダーズ「DAY DREAM BEAT」Music Video - YouTube

それがどうだ。SHE'S。この音楽が誰の支えになるのか。俺はこの音楽をロックと認めることはできない。顔のいいフロントマンがゆる系オシャレ音楽をしているという構図。俺にはお金の匂いがキツすぎて受け付けません。商売としては正しい路線なのかもしれないが、商品として消費される音楽にどれだけの価値があるのだろう。

良い曲って、歳喰っても聴ける曲と同義だと思うんです。曲には写真と同じように、思い出に寄り添う性質がある。10年後、20年後にその曲を聴いて、昔を思い出すことができるか、というのが良い曲かどうかの判断基準になると思います。例えば10年後もヤバいTシャツ屋さんを聴けるかどうかって話。俺なんか山崎まさよし聴いて元カノに振られた時のこと思い出して未だに辛くなるし、BUMPのサザンクロス聴いて、元カノがこの曲好きだったな…とか未だに思い出す。

山崎まさよし / One more time,One more chance - YouTube

SHE'Sをあなたは10年後も聴けますか?井上竜馬が岡崎体育になってもSHE'Sを聴けますか?聴けるという人は耳が子宮になってしまっています。耳鼻科か産婦人科か知らんが病院に行け。「ブサイクオタクがイケメンに嫉妬してるだけでしょ」という意見もあるかと思います。それもまた真実。

 

ヤングオオハラはキレてもいい

orb garden(1番小さいステージ)でヤングオオハラという沖縄出身のバンドが出演してた。

ヤングオオハラ / HERO 【MV】 - YouTube

沖縄のバンドはだいたいメロコアなので小難しいこと考えずに済むから脳に優しい。フォーリミやWANIMAの活躍でメロコアの境界線が緩くなってきている今、ヤングオオハラはこれから売れていくのではないかと予想しております。今回見に行ったステージでもバチバチにかっこよくって満足でした。一点を除いては。

女ァ!演奏中に携帯見てんじゃねえぞオラァン!叩き割んぞ!!!

もう何が悲しいって、前列に居座る地蔵共よ。おそらく次に演るLAMP IN TERREN待機共よ。俺たちは金払ってライブに来てる訳だけど、お客さんじゃねえのよ。バンドマンのパフォーマンスは俺たちのノリにかかってるわけよ。それをお前…前列のやつらがみーんな携帯触ってたらバンドマンも良い気しねえよ…。もう見てらんなくって「俺にはちゃんと伝わってるぞ!」って気持ちで周りほぼ手を挙げてない状況の中、独りで手を振ってましたわ。周りにも数人、そんな漢がいたのが救いだった。ヤングオオハラにも、せめて俺たちには届いたんだと伝わっていてほしい。

そのくせ後でツイッター検索してみたら「ヤングオオハラ良かった〜」ってツイートめちゃめちめゃ出てくんの。もう俺には「あんまり売れてないバンドを応援する私〜〜〜〜〜!!!」っていうポーズを取ってるようにしか見えねえ。ほんと気味が悪い。

 

オーラルってなんで売れてんの?

THE ORAL CIGARETTES 「エイミー」 Music Video - YouTube

売れているバンドには何かしら売れるに至る理由がある。顔が良いフロントマンがそれっぽいゆる系オシャレ音楽をやっているだとか、歌詞が世相にマッチしているだとか、バンドメンバーが醜悪な顔面をしているだとか。

ここで言っておかなければならないのが、売れた理由≠バンドの強みではないことだ。いくらバチバチにかっこいい音楽をやっていたとしても、売れないバンドは山ほどある。要するに、大衆の目につく着火剤が、ここでの売れる理由である。そこで、だ。

オーラルってなんで売れてんの?

俺自身、オーラルは別に好きでも嫌いでもない。3daysメリーロックのトリだったんだけど、聴きながらずっと考えてたんだけどマジで分からん。オーラル好きな友人に聞いてみても、分かんないって言ってたし、ヤマタクの顔がかっこいいからとかふざけたこと抜かしやがった。

売れる理由も無ければ売れない理由もないっていう結論に至ったんだけど、あの癖のある歌い方やラルクに影響受けてるであろうVっぽい曲はむしろ一般受けしにくいはずだ。

おそらく、V系を知らない若い世代がオーラルを聞いた結果、新しい邦ロックだと思い込んで広まっていったというのが売れ始めなんじゃないだろうか。一度売れた音楽は、話題だけで拡散する。そういった流れがあるように思う。知らんけど。

でも結局オーラルの強みみたいなのは見つけられませんでした。確かなことは、腕組みしながらオーラルについて考察している俺を見て、楽しそうに跳ねてる同行者が「全然乗ってないじゃ〜ん(笑)」と言いながらこちらをガン見してきていたのが非常に不愉快だったことだけ。好きでもねえ音楽に乗れるかよ。ほっとけ。

もしオーラルに自信ニキいたら連絡ください。俺に納得をくれ。

 

結局メリーロック行って思ったことは、多くの人間は音楽を聴いていないということ。

ステージに赴く理由は「売れているから」「ノレるから」「バンドマンの顔がかっこいいから」だ。音楽を聴いて、音楽を評価している人間なんてのは本当に一握りしかいない。だからSHE'Sも売れるしヤバTも売れる。SHE'SはともかくヤバTは音楽じゃねえ。カテゴリとしては昔エンタ芸人がCD出してたそれに近い。なのに売れる。

そりゃあロックも廃れるわ。なんか、ただただ悲しい。誰でもいい、誰か俺のこの悲しさに共感してくれないか。

もう俺の居場所は、しみったれたライブハウスにしかないのかもしれないな。

テリトリアル - CRYAMY - YouTube